タイの物価は現在インフラ傾向にあり、年々物価が少しずつあがっています。地域によっても若干違いはありますが、首都であるバンコクや観光地で有名なプーケットはかなり高いです。
体感的には僕が初めてタイに行った10年近く前の時と比べて1.3~1.5倍くらいに上がっていると感じます。
このままタイのインフラが続くと10年後くらいには日本の物価とあまり変わらなくなる時代が来るかもしれません。
それでもまだまだタイ全体で考えると生活費に関しては日本と比べたら安いです。
そこで今回はタイの物価について具体例を交えながらご紹介していきます。
※レートは2019年9月30日現在の1バーツ3.5円で計算しています。
タイの物価①コンビニで売っている物
結論からお伝えすると日本のコンビニで売っている物の1/2が目安となります。
タイのコンビニに行くと日本のコンビニとどれくらい価格が違うのか比較しやすいと思うのでタイに初めて行く人はまずはコンビニに行ってタイの物価を把握することをオススメします。
タイのコンビニの代表格としてはセブンイレブンがあります。どんな田舎に行ってもおそらくセブンイレブンを見つけることが出来ます。

セブンイレブンはタイ国内に約8,000店舗もあり、一人当たりの平均利用単価は約60円とされているそうです。
それではタイのセブンイレブンで売っている物を見ていきましょう。
品物 | タイバーツ | 日本円換算 |
水 | 7バーツ~ | 25円 |
缶コーヒー | 12バーツ~ | 42円 |
コーラ | 17バーツ~ | 60円 |
ビール | 40バーツ~ | 140円 |
カップラーメン | 13バーツ~ | 45円 |
菓子パン | 10バーツ~ | 35円 |
ポテトチップス | 20バーツ~ | 70円 |
おにぎり | 25バーツ~ | 88円 |
肉まん | 17バーツ~ | 60円 |
タバコ(マルボロ) | 120バーツ~ | 420円 |
歯磨き粉 | 15バーツ~ | 50円 |
シャンプー | 120バーツ~ | 420円 |
弁当 | 40バーツ~ | 140円 |
こうやって表で見てみるとたばこやお酒類等の諸侯品は日本とほとんど変わりません。気持ち安い程度でしょうか。
水や弁当等の飲食物については日本のコンビニで売っている物の1/2以下となるのでかなり安いです。
タイの物価②外食費
続いては外食費になります。
タイには屋台から外国人向けのレストランまで幅広くあるため、一概には安い言えませんが屋台は日本の1/3、外国人向けレストランは日本よりも気持ち安い程度と考えて良いでしょう。
それではタイでの外食費を見ていきましょう。
お店 | タイバーツ | 日本円 |
屋台のチャーハン等 | 40バーツ~ | 140円 |
屋台のカオマンガイ(鶏飯) | 40バーツ~ | 140円 |
スターバックのトールラテ | 120バーツ~ | 420円 |
マクドナルドのセット | 130バーツ~ | 450円 |
日系ラーメン | 200バーツ~ | 700円 |
旅行者向けレストランのパスタ | 150バーツ~ | 530円 |
タイ風スキヤキの食べ放題 | 300バーツ~ | 1000円 |
吉野家の牛丼 | 130バーツ~ | 450円 |
ココイチのロースかつカレー | 175バーツ~ | 610円 |
タイの食費が安いと言われていますが、実際に安いのは屋台飯となります。毎回屋台飯という選択をすればかなり食費は節約することが出来るでしょう。
タイの物価③住居・宿泊費
住居・宿泊費に関しては日本の1/2程度です。
タイでは現在、住居・ホテルが過剰供給気味なので全体的に価格が安いです。日本で宿泊すると3万円くらいするホテルもタイではその半分くらいで宿泊することも可能です。
ランク | タイバーツ | 日本円 |
バックパッカー向けドミトリー | 300バーツ~ | 1,000円 |
ホステル | 1,000バーツ~ | 3,500円 |
中級ホテル | 2,000バーツ~ | 7,000円 |
高級ホテル | 6,000バーツ~ | 21,000円 |
タイ人向けコンドミニアム | 5000バーツ~ | 15,000円 |
外国人向けコンドミニアム(一ヵ月契約) | 2万バーツ~ | 70,000円 |
バンコクにあるバックパッカー向けドミトリー

バンコクにある中級ホテル

パタヤにある高級ホテル

外国人向けコンドミニアム



ホテル等の宿泊施設も安いですが、特に日本と比べて安いと感じるのは住居であるコンドミアムです。
タイにあるほとんどの外国人向けコンドミニアムは共用部にはジム、プールがついています。さらには家具、家電もついているのでお得感が半端ないです。
タイの物価④交通費
交通費に関しては日本の1/2~1/3程度です。
タイは日本と同じように電車、長距離バス、タクシー等、様々な移動手段があります。
タイでは日本以上にLCC(格安航空会社)が発達しているため、飛行機で海外に行く時も安く移動することが出来ます。
乗り物 | タイバーツ | 日本円 |
長距離バス(2時間くらい) | 150バーツ~ | 520円 |
市バス(バンコク市内等) | 7バーツ~ | 20円 |
メータータクシー初乗り | 35バーツ~ | 350円 |
地下鉄(バンコク市内) | 15バーツ~ | 50円 |
飛行機(バンコク⇒バリ) | 3000バーツ~ | 10,000円 |
飛行機(バンコク⇒プーケット) | 1500バーツ~ | 5,200円 |
タイの交通費は全体的に安いですが、特にタクシーは格安です。
日本だとタクシーに乗って遠出するとすぐに5000円とか行きますが、タイだとバンコク市内の空港から2時間かかる場所までタクシーで高速代込みで4000円くらいで行くとが出来ます。
タイの物価⑤光熱費・通信費
光熱費・通信費に関しては日本と比べて気持ち安い程度です。
項目 | タイバーツ | 日本円 |
一人暮らしの水道代(一ヵ月) | 200バーツ~ | 600円 |
一人暮らしの電気代(一か月) | 1500バーツ~ | 4,500円 |
携帯代 | 500バーツ~ | 1,500円 |
タイでは水道代に関しては水道水を飲まない、自炊も少ない、お風呂もためないのいうことでかなり安いです。
電気代に関してはタイは年中を通して真夏のため、基本的に冷房はつけっぱなしになることが多いため、それなりにかかってきます。
携帯代に関してはタイではSIMが充実しており、どこのキャリアを使ってもそこまで大差はないです。
タイの物価⑥夜遊び代
タイでの夜遊び代に関しては年々上昇しているため、現在は日本よりも少し安い程度です。
タイでは様々なナイトスポットが揃っています。クラブ、MP、カラオケ、むふふなマッサージ、GOGOBAR等、夜遊び好きの男性にとっては楽園のような国です。
お店 | タイバーツ | 日本円 |
クラブの入場料(ドリンク付き) | 300バーツ~ | 1,000円 |
カラオケ(1セット) | 1000バーツ~ | 3,500円 |
ゴーゴーバーで女の子へのドリンク | 200バーツ~ | 700円 |
ゴーゴーバーの女の子持ち帰り | 3,000バーツ~ | 10,000円 |
むふふなマッサージ | 1,000バーツ~ | 3,500円 |
MP | 2,000バーツ~ | 7,000円 |
タイの物価⑦その他娯楽費等
娯楽 | タイバーツ | 日本円 |
タイマッサージ | 200バーツ~ | 700円 |
高級SPAのタイマッサージ | 1,000バーツ~ | 3,500円 |
ユニクロのTシャツ | 500バーツ~ | 1,700円 |
映画館のチケット | 200バーツ~ | 700円 |
車(トヨタ車マーチ) | 40万バーツ~ | 140万円 |
Iphone 最新機種 | 3万バーツ~ | 10万円 |
ゴルフプレー料金 | 1000バーツ~ | 3,500円 |
英語学校(毎月) | 4,000バーツ~ | 14,000円 |
タイで外国製製品を買う時は関税がかかっているため、日本で購入するより高いです。そのため家電や車は日本で買う方が安いです。
娯楽費等に関してはタイのが安いです。ただ関税の関係で輸入品等は高く感じます。
まとめ
一部の輸入品を購入するのを除けばまだまだタイの物価は全体的に日本よりは安いです。
ただ冒頭でもお伝えした通り、タイはインフレが起きており、毎年物価は上昇していますので今後10年後~20年後はもしかしたら日本と同じくらいの物価になってしまうかもしれません。
実際に私が初めてタイに行った8年前(2010年)の頃に比べて現在は1.3倍くらいになった感覚があります。物価が上がっているということはタイ人の所得もあがり、豊かになってきている証拠です。
特に夜遊びに費用に関してはジワジワと上昇していると感じます。2010年頃はゴーゴーバーの女の子へのチップが2,000バーツでしたが、今では3,000バーツがデフォルトになっています。
今後タイの物価が下がることはまずないと思うので今のうちにタイに行き、思いっきり遊びましょう!
